留学について
「ダンスを海外で学びたい!」
と思ったことのある人も,いるのではないでしょうか?
どうしてダンス留学したいのか.ダンスが上手くなりたい・より良い結果を目指したい,など,色々目的はあると思います.
留学の目的についてと体験談
ここでは,筆者たちの留学の目的についてと体験談について書きたいと思います.
私たちは,ダンスをはじめたのが2002年ですから,まだ上級であるとはいえませんが,そんな若輩者の意見として読んでいただければ幸いです(この記事を書いたのは2005年末のことです).
目的意識
留学するにあたって,ダンス留学の目的というものを強く持ったほうが良いと思います.
短期であればパートナー間での争いなどは少ないと思いますが,
長期になればスランプもありますし,カップル間の関係が悪くなることもあると思います.
さらに海外に留学したからといって日本にいるより上手くなるかどうか疑問です.
言語も違えば先生も変わり,環境も変わるわけですから,その状況に対応できれば良いですが,対応できない可能性も同じようにあります.慣れない海外生活ですから,生活がダンスに悪影響を与えることもあると思います.生活するだけでストレスになったり,調子が悪くなったりします.
と同時に,言語の違いによって理解に変化が起き,理解の幅が広がることがあります.他にも先生の変化でダンスが上手になることもありますし,環境の変化により精神的に良くなることもあります(注1).
つまり,どちらも一長一短です.良いこともあれば悪いこともあります.
ダンスが上手くいかなくなった時,パートナーシップが上手くいかなくなった時に,
目的は何であるのかという点がはっきりしていれば,その目的を達成するために努力を惜しまないでしょう.
また,なぜ上手く行かなくなったのかを考える上で,言語の問題,生活の問題について考えてみることで,
次に繋げることが出来ると思います.
私たちもダンスが上手く行かなくて,喧嘩したことはたくさんあります(注2).
他にも言語が違うことで,自分の伝えたいことを上手に先生に伝えられなかったり,
環境の違いにより肉体的・精神的に疲れたりと色々悪いこともありました.
ダンスの調子が悪くて困った時,二人が留学した目的を確認することで,
今後に繋げることが出来たと思っています.また,私たちは,英語をもっと勉強しなければならない.とも感じました.
私たちは,ダンス留学の主な目的を「世界を見ることで,今後,ダンスを続けるにあたってどうしていくのか考える」ということにしていました.
副目的として「ダンスの上達」・「英語の上達」をおいていました.
私たちは多くの人から「まだ早い」といわれ,多くの人から「行って来い」といわれました.数は半分半分くらいでした.
皆から「是非行って来い」と行って貰えるほどではありませんでした.周りから見れば行くのは早かったかもしれません.
ですが,私たちは留学してよかったと思っています.実際ダンスはあまり上達しませんでした.
競技会の結果も,オーストラリアでの競技会の結果は,芳しくないものでした.
ですが,それなりに私たちの目的は達成できたと思っています.
ダンスの上達は日本でも出来ます.ですが,日本では手に入れられないものもあります.
私たちは日本では手に入れられかっただろうと思うものを手に入れたと思っています.
あとがき
留学したいと思っている人には,苦労はたくさんあると思います.
その中で,私たちに出来ることが少しでもあればということで体験談を書きました.
また,生活について少しでも手助けできるようにと,オーストラリア情報部に生活情報も書きました.
これらの情報が誰かの役に立てば幸いです.
最後にアドバイスですが,海外で学ぼうと思っているならば,一生懸命英語は勉強したほうが良いと思います.
言語の問題が解決されれば,かなりの問題が解決されるだろうなと思います.
→オーストラリア情報部へ