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変わる、揺れるダンス界。2015 ~第1回~ 風営法改正で自由競争の波が押し寄せる!

色々あり揺れてます、ダンス界。

日本インター2015問題、風営法問題、団体再編問題などなど、今年から新しく変わっていくだろうと思う動きや、こうなったら良いんじゃないかというようなものを、スモールメディアの運営者として、プロ競技ダンス選手として、プロダンス教師として、筆者の思いをつづるコラム形式で書いていくことにします。

2015年のダンス界にとって、一番大きい話題は、皆さんにとってなんでしょうか?

日本インター、JBDF分裂や競技ダンス団体再編に関する話題、そしてオリンピックなんかもありますが、筆者は「風営法の改正だ」と思っています。

まず、コラム第1回は風営法改正から今後のダンス界を考えたいと思います。

風営法が改正されることで、自由競争の波が押し寄せる!

まずは、風営法とダンスの関係について、ざっくり説明します。

ダンス、という文言は風営法に記載されており、風営法に記載されている約束事を守らなければ、ダンスを教えることが出来ません(風営法適用範囲内で教える(この場合教師資格不要)。または、各種団体(JBDF、JDC、JDSF、全ダ連)の教師資格を取って、公安の許可を得た上で、教える。)。

つまり、この風営法が参入障壁となっており、ダンス教師業は自由競争という状況とは程遠いものでした。

※ 参入障壁 = 風営法内で教師をするのは地理的制限を大きく受けるし、18歳未満には教えられない。適用外とするには資格を取得する必要があるが、資格試験料も高く、更新なども費用がかかる。それに伴い学習にかかるコストも高かった。

そして2015年、風営法が改正される予定です(2014年は改正される前に国会解散があり、先延ばしになりました)。

これが、今後のダンス界にとって大きな転換点になると筆者は予想しています。

そして、その転換点は目前に迫ってきているのです。

風営法改正でどうなるかの経済的考察!?

では、社交ダンス教師って、どういう人なんでしょうか?

現在の社交ダンス教師の多くはプロの競技ダンス選手、そしてそのOBOGでしょう。

それが、風営法改正により、アマチュアの競技ダンス選手なども自由に教えることが出来るようになります。

そもそも競技ダンス選手である必要もありません。踊れる人ならみんなが教師になれる時代が来るのです。

教師自由競争時代の幕開けです。

参入が自由化すると、教師の数が増えます。その結果、価格競争などにより教師が提供するレッスンの価格が下がります(経済学の自由競争の話です)

レッスンを受ける人はうれしい限りですね、価格が下がるのですから。ですから下がった分多く受けるようになる人もいることでしょう。

レッスンの価格は下がりますが、レッスンを受ける回数は増える結果、どうなるのでしょう。

経済学的にはレッスンする人、受ける人の富(経済学における消費者余剰と生産者余剰)は増えるはずです。

自由競争により、レッスンする人、受ける人全体は潤うわけです。

全体的に見れば、悪いことはなさそうですよね。

でも現在の教師は既得権益を手放すことになる

ただ、そもそものダンス人口が増える(経済学の需要曲線が上方にシフトする)のでなければ、数が増え、競争が熾烈になるため、現在の教師たちの手に入るお金は減ることになります。

損になるのは、現在恩恵を受けているプロ教師たちです。

そして、教師の認定をしていた全ダ連、JBDFは経済的打撃を受ける可能性が高い

そして、そのプロ教師たちに資格試験をしていた各種団体も教師試験を受ける人の減少や、教師免許を継続する人の減少などに見舞われることになります。それによる経済的打撃を受けるでしょう。

ただ、JDC、JDSFはつい最近教師認定できる許可が下りたばかりなのでそこまで影響はないでしょうから、主にJBDFと全ダ連が影響を受けることになるでしょう。

ほぼ教師認定事業で成り立っている全ダ連においては、その打撃は大きいでしょう。今後、会員にとってどんな価値を創造できるかどうかが大きな課題になると思います。

風営法改正により、教師と関連団体は打撃を受けるが、多くの人にとっては得

風営法改正後は、これらのことがまず間違いなく起こると筆者は思います(5~10年かかるかもしれませんけど)。

なぜなら、上で書いた全体の富は増えるということが、経済において自由競争が良いとされている根幹のようなものだからです。

そして、今回の風営法の改正は、規制の撤廃とは違い、経済的にどのようなことになっても、再度風営法適用内に戻る可能性がほとんどないでしょう(戻る時は、またダンスがいかがわしいものになったということですから)。

発展するか衰退するか、時間がたたなければ分からない

経済においてみると、全体の富は増えるはずですが、本当にそうなるかどうかは分かりません。あくまで、経済学上の考えに過ぎません。

20年後は、自由化により発展するかもしれないし、衰退するかもしれない。

どうなるかは分からないけれども、法規制が無くなり、現状が変化することは間違いありません。

関連する人たちは考えておかなければならない問題だと思います。

筆者は、色々問題も有るかとは思いますが、この自由化は発展に向かうと思っています。

経済基盤の変化が人の心にいろいろな変化をもたらす

今まで経済的な恩恵を受けていた教師たち、そしてその認定をしていた団体は、経済基盤の変化に見舞われます。

経済基盤の変化は、人々の心を変化させます。

筆者は、風営法の改正がほぼ確定していることが、日本インターの問題、JBDF分裂の問題などいろいろな政治問題に影を落としているのではないかと思います。経済基盤の変化は、人の心を不安にするものです。

次回は、筆者の思うプロ選手会の姿について書いてみたいと思います。




投稿者:ハヤト
www.ndnf.netの主管理者です。ブログも書いています→ハヤトのブログ
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